LC4 シェーズロング
1928年に発表されたLC4シェーズロング Chaise Loungeは、コルビジェの作品群でも世界的に最高の知名度を誇り、リラックスチェアーの原点とも言うべき名作です。
しかし、実際のデザイナーは1928年にコルビジェのアトリエに入所して1年目のシャルロット・ベリアンであり、コルビジェのアトリエで進めていたチャーチ邸の為にデザインされた家具でした。
元々建築家であるコルビジェは、「ソファーはくつろぐ為の機械である」という言葉を生前しばしば口にしていました。シャルロット・ベリアンはそんな彼の思想を引き継ぎ、最小にして最大の快適さを簡潔に形にしたと言えます。
コルビジェの建築の思想を元に導かれた形と見事なリラックスチェアーとしての機能性や固定概念から抜け出し“快適な機械”としての家具を生み出そうとした結果、人間工学による曲線の算出や素材の選定に至るまで、全てが彼の努力により生まれたものです。
LC3 グランコンフォート
コルビジェのデザインしたソファーの中で最も優雅なプレステージモデルです。
飽きのこないシンプルなデザインの中にも洗練されたモダンなエッセンスが漂い、繊細なフレームとLC3の特徴である肉厚なクッションの絶妙なバランスが、このソファーのくつろぎを効果的に印象づけています。
LC2が、世界一女性の足を美しく見せることの出来るソファーの称号を得たことで、その陰に隠れてしまったLC3ですが、腰を下ろしてみると本来のソファーはフォーマルドレスよりも「ソファーはくつろぐ為の機械である」を体現できるかと思います。
LC2 グランコンフォート
20世紀に「世界一女性の足を美しく見せることが出来るソファー」と賞賛された、ル・コルビジェの代表作です。
「ソファーはくつろぐ為の機械である」を具体化したLC2は、時代を超えて存在感を放ち、最小限の構成にて最大の快適さを得られるように設計されております。
1920年代当初のLC2は硬質なウレタンがなく、クッションもくびれた感じになっていたようですが、硬質のウレタンの開発により当初のデザインに忠実に仕上げられるようになりました。エラストベルト上にセットされるクッションは約38.0kg/m3というかなり高密度なウレタンと繊毛状のソフトウレタンを55:45の割合にて使用することにより耐久性を十分確保しているにもかかわらず、体を包み込むようにゆっくりと沈み込む特徴があります。
LC5 デイベッド
本来lc5はコルビジェ自身の為だけにデザインされ、生産されたオリジナルは、彼の書斎にあった1台のみでした。製品として発表されることはありませんでしたが、その随所にコルビジェの構造に対するこだわりが垣間見れます。
LCシリーズに共通してみられるステンレススチールフレームとエラストベルトの組み合わせに、背もたれ部を回転可動式のジョイント構造にしたことで、デイベッドでありながらトリプルソファーとして両用する事が出来ました。
昼寝を目的にデザインされたため、やや硬めの約41.5kg/m3のウレタンを使用しており、短時間寝るのには最適な硬さといえます。
更に表面層に薄く繊毛状のソフトウレタンとタブレット状のソフトウレタンを2層使用したことによりソファーとしての快適性も十分確保できるよう計算されております。
元々建築家であるコルビジェは、「ソファーはくつろぐ為の機械である」という言葉を生前しばしば口にしていました。
若い頃から売れっ子建築デザイナーとして持てはやされた彼もきっと、一人になったときは侵食を忘れ仕事に没頭したタイプではなく、天気の良い昼下がりは、昼寝をしながらリラックスして仕事をしていたのでは?・・・というほのぼのとした風景を想像させられます。
LC1 スリングチェア
スリングチェアは、非常に単純化されたエレメントで椅子としての機能を構成したコルビジェの、家具デザイン を代表する傑作です。
元々建築家であるコルビジェは、「ソファーはくつろぐ為の機械である」という言葉を生前しばしば口にしていました。
椅子としての快適な機能性は、リクライニングする背部と自由に回転する肘あての革ベルトにもたせてあり、 金属パイプの接合による骨組みには建築的な志向が読み取れます。
LC10 テーブル
20世紀最も偉大な近代建築の巨匠 ル・コルビジュエの作品“LC10テーブル”です。彼は建築においてもサヴォア邸、ロンシャン教会など数々の世界の建築史に残る作品を残してきた偉大な近代建築の巨匠です。
そして、この作品は機械的な無機質のデザインでガラスとフレームが極限的に美しいフォルムにデザインされております。このLC10テーブルはコルビュジェの数あるデザインの中でも、大変評価が高い作品です。